蚊に刺されやすいのは、どこで生まれた人? 血液型は?:ゲノムデータを分析
ユーグレナは遺伝子解析サービスのゲノムデータをもとにして、「蚊に刺されやすい遺伝子タイプが多い出生地(都道府県)と血液型」のランキングを発表した。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
ユーグレナ(東京都港区)は遺伝子解析サービスのゲノムデータをもとにして、「蚊に刺されやすい遺伝子タイプが多い出生地(都道府県)と血液型」のランキングを発表した。
ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスの利用者の中から、2万人以上のゲノムデータを分析。今回の調査では、「蚊に刺されやすいタイプ」に該当する人の割合を都道府県別と血液型別に算出し、それぞれ数値化している。
その結果、蚊に刺されやすい遺伝子タイプの人の割合が高い都道府県は、「愛媛県」がトップ。次いで「高知県」「福島県」「山口県」「富山県」という結果に。トップ10に中四国エリアの5県が入り、全ランキングで見ても中四国エリアが上位に多いという傾向がうかがえた。
一方、割合が最も低い都道府県は「山梨県」で、以下「宮崎県」「沖縄県」「鳥取県」「秋田県」「長野県」と続いた。
蚊に刺されやすい遺伝子タイプの人の割合が高い血液型は、「O型」(9.47%)がトップ。次いで「AB型」(8.94%)、「B型」(8.83%)、「A型」(8.24%)だった。この結果について、ユーグレナは「2004年の学術誌『Journal of Medical Entomology』で害虫防除技術研究所の白井良和先生によって報告された、『蚊はO型の血液型を好む』という結果とも一致している」とコメントした。
対象者数は2万1371人で、調査時期は5月。
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