北朝鮮発のサイバー攻撃に、企業はどうすればいいのか:世界を読み解くニュース・サロン(1/4 ページ)
北朝鮮がサイバー攻撃を強化しているとして、米国のリサ・モナコ司法副長官が警鐘を鳴らしている。金銭目的で攻撃を繰り返す北朝鮮に、どう立ち向かうべきなのか。
米国ニューヨークに居を移して暮らす秋篠宮家の長女・眞子さんと、夫の小室圭さん。小室さんは先日、3度目の米ニューヨーク州司法試験を終えたとニュースになったばかりだ。
小室さんは、眞子さんと婚約後の2018年8月からニューヨークにあるフォーダム大学ロースクールで学んだ。日本人の多くは、フォーダム大学と言えば彼を思い出すかもしれない。だが実は、同大学は積極的にセキュリティ関係者などを招いて、イベントを行っていることで知られている。
最近も、フォーダム大学のWebサイトにこんな記事が掲載された。「リサ・モナコ司法副長官がフォーダム大学とFBI(米連邦捜査局)の共同主催により行われた第9回サイバーセキュリティ国際会議(ICCS)で、オープニングの基調講演を行った」
モナコ氏はバラク・オバマ大統領時代からサイバーセキュリティに深く関わってきた人物として知られる。彼女は、上記のイベントでこう話した。「すべての国内外の脅威から米国民の安全を守ることが、われわれ司法省のミッションの重要な部分になっている」
その上で最近、北朝鮮がサイバー攻撃を強化しているとして、警鐘を鳴らした。北朝鮮からのサイバー脅威は日本企業にとっても無関係ではない。当然のことだが、経済制裁で外貨獲得ができない北朝鮮にとってもサイバー攻撃は非常に重要な外貨獲得手段であり、金銭目的でこれまでも攻撃を繰り返してきた。日本企業も、もちろん攻撃対象だ。
北朝鮮のサイバー攻撃は、ロシアのウクライナ侵攻や、中国の脅威の議論が行われる影に隠れて最近ではあまり注目されていないが、実は攻撃能力が高くなっている。攻撃を最近活発化させている北朝鮮の動きを見ていきたい。
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