『クレヨンしんちゃん』と野原家関係の3県、「家族都市協定」締結 観光振興などで連携:アニメ放送30周年記念で
『クレヨンしんちゃん』に登場するキャラクターの出身地である埼玉・秋田・熊本の3県がこのほど、姉妹都市ならぬ「家族都市」協定を締結した。クレヨンしんちゃんのアニメ放送30周年を記念した取り組みの一環で、観光振興や地域活性化に向け、相互に協力して取り組む。
『クレヨンしんちゃん』に登場するキャラクターの出身地である埼玉・秋田・熊本の3県がこのほど、姉妹都市ならぬ「家族都市」協定を締結した。埼玉県によると、家族都市協定の締結は世界初だという。クレヨンしんちゃんのアニメ放送30周年を記念した取り組みの一環で、観光振興や地域活性化に向け、相互に協力して取り組む。
連携事業では物産展やミニ旅行博などのイベント開催時に相互PRの実施や、企業と連携して、コラボ商品の開発などに取り組む。日本航空(JAL)、全日本空輸(全日空、ANA)、東日本旅客鉄道(JR東日本)がそれぞれ広報活動で3県のPRを支援するという。
7月20日行われた協定の締結式には、3県の知事に加え、原作漫画の出版元である双葉社の戸塚源久社長、野原家の4人(ひろし・みさえ・しんのすけ・ひまわり)も出席した。
クレヨンしんちゃんは、5歳の幼稚園児しんのすけと、家族や周囲の大人を巻き込んだ日常を描く作品。日本リサーチセンターが21年2月に発表した「全国キャラクター調査」では、『ゲゲゲの鬼太郎』と並び95%の認知度(最多は98%の『ドラえもん』)があることが分かった。1992年にアニメ放送を開始し、今年で30周年を迎えた。
埼玉県春日部市は原作者の臼井儀人さんの出身地として知られ、作品の舞台にもなっている。秋田県はひろし、熊本県はみさえの出身地という設定だ。埼玉県は「3県が力を合わせ、それぞれの地域にとどまらず、全国、世界から観光客を迎え、日本全体を元気にしていく」としている。
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