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“ナメクジ騒動”の大阪王将、衛生検査の店舗別結果は「開示しない」 理由は?最低評価「Dランク」の3店舗も(2/2 ページ)

中華料理チェーン店「大阪王将 仙台中田店」で「ナメクジが発生している」とSNS上に書き込まれたことを巡り、運営元の大阪王将が全国351店舗を対象に行った衛生検査の結果を公表した。全体の約7割の店舗を最高評価の「Aランク」としたが、同社は店舗別の結果は公表しない方針を8月8日までに明らかにした。同社は取材に対し「ランク化が目的ではないため」としている。

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Twitter告発から騒動に 無関係の「餃子の王将」も被害に

 ナメクジ騒動では、元従業員を名乗る者がTwitterで仙台中田店の内情を告発したことから一大騒動に発展。店名が酷似している「餃子の王将 仙台中田店」のGoogleレビューが荒らされた他、地元の仙台市長が会見で言及するなど、多方面に影響が出た。

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「餃子の王将 仙台中田店」のGoogleレビュー

 保健所の立ち入り調査では、最終的にナメクジなどは発見されなかったものの「湿気の多い季節に外部からの侵入があったことが店舗からも報告された」と発表した。

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ナメクジは発見されず

 一方で店舗屋外でネコを飼育していたことが判明。このため、全店舗を対象に年1回、抜き打ち検査をするとともに、次回検査から店舗屋外も対象とする方針を示している。

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ネコの飼育が判明

 これに加え今回の騒動では、仙台市保健所が店舗側に事前に連絡した上で立ち入り調査していたことも判明。調査前に従業員が店舗内を清掃していた疑惑がTwitterでの拡散画像で浮上するなど、行政側の検査の在り方も問われている。

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