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「野良猫」ならぬ「ノラロボット」が課題 パナが仕掛ける自動配送の未来:ロボットが共生する未来【後編】(4/4 ページ)
4月に日本初となるフルリモート型の自動配送ロボット運行に関わる道路使用許可を取得したパナソニック。実用化に向けたビジネスモデルはどうするのだろうか。
SF映画の光景もすぐそこに
国内基準の策定については、警察と連携しながら議論を進めている。東島氏は「23年4月以降に警察に届け出を申請する際に、ロボットデリバリー協会で安全を確認したという証明書を添えることが推奨されています。安全基準に関しては、例えば、通信が途切れた際にどうするのかなど、私たちが今まで実証実験で気づいたようなところを項目に含めていこうかと話し合っています」(東島氏)
改正道交法が予定通りに施行されれば、自動配送ロボットの実装化がぐっと現実味を帯びてくる。
Fujisawa SSTで自動配送ロボットの走行を見学したが、思っているより街のなかに溶け込んでいると感じた。取材中も子どもたちがロボットに触れたり、立ち止まってのぞいたりしている光景を何度も見た。
物流業界がひっ迫し、期待が高まる自動配送ロボット。普通に街なかを走行しているSF映画の光景はすぐそこに迫っている――。
著者プロフィール
太田祐一(おおた ゆういち/ライター、記者)
1988年生まれ。日本大学芸術学部放送学科で脚本を学んだ後、住宅業界の新聞社に入社。全国の工務店や木材・林業分野を担当し取材・記事執筆を行った。
その後、金属業界の新聞社に転職し、銅スクラップや廃プラリサイクルなどを担当。
2020年5月にフリーランスのライター・記者として独立。現在は、さまざまな媒体で取材・記事執筆を行っている。Twitter:@oota0329
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