ニュース
五島列島の「未利用魚」を商品化 犬猫用フードが人気に:ペットフードで島おこし(2/2 ページ)
ペット関連事業を行うTOTTOは8月9日、犬猫用のフード「TOTTOジャーキー(アイゴ)」の再販を開始した。価格は1袋50グラム入りで1300円。
困ったことも
当初は材料の確保、加工工程での人員の確保が出来なく困ったときもあったが、地元住民の協力もあり、開発から6カ月後の21年2月、ペット用のジャーキーが完成。「TOTTOジャーキー(アイゴ)」の販売を開始した。魚は肉と比べて消化がよく、DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸は犬の皮膚や毛などの組織を作る上で非常に重要な栄養素が多いという。
発売後は販売サイトでの口コミ評価が高く、Instagramなどで拡散されて人気に。22年2月のナゴヤドームで行ったイベントでは1日で250個完売したという。購入者からは「生産者を応援する気持ちで購入している」「1歳のラブラドールレトリバーに食べさせている。まだ一袋目だが、とても食いつきがよく、夢中で食べてくれている」といった声が寄せられた。
TOTTOの竹本代表は「幼なじみの藤田さんの熱い思いを聞いて応援したいと思い採算度外視でTOTTO株式会社を設立した。皆さんに捨てられていく魚たちについて考えてほしい」とコメントしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ちょっと前までブームだったのに、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか
どうやら「高級食パン」のブームが終わるようだ。最近、さまざまなメディアがこのように報じているわけだが、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか。その背景には、2つの理由があって……。
なぜ「プリウス」はボコボコに叩かれるのか 「暴走老人」のアイコンになる日
またしても、「暴走老人」による犠牲者が出てしまった。二度とこのような悲劇が起きないことを願うばかりだが、筆者の窪田氏は違うことに注目している。「プリウスバッシング」だ。どういう意味かというと……。
キユーピーの「ゆでたまご」が、なぜ“倍々ゲーム”のように売れているのか
キユーピーが販売している「そのままパクっと食べられる ゆでたまご」が売れている。食べことも、見たことも、聞いたこともない人が多いかもしれないが、データを見る限り、消費者から人気を集めているのだ。なぜ売れているのかというと……。
丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
またまた炎上した。丸亀製麺が讃岐うどんの本場・丸亀市と全く関係がないことである。このネタは何度も繰り返しているが、運営元のトリドールホールディングスはどのように考えているのだろうか。筆者の窪田氏は「讃岐うどんの看板を下ろしたほうがいい」という。なぜなら……。
次の「新幹線」はどこか 計画をまとめると“本命”が見えてきた?
西九州新幹線開業、北陸新幹線敦賀延伸の開業時期が近づいている。そこで今回は、新幹線基本計画路線の現在の動きをまとめてみた。新幹線の構想は各県にあるが、計画は「建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画」として告示されている。これと費用便益比、各地のロビー活動の現状などから、今後を占ってみたい。
