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大ヒットの「ネッククーラー」、技術進化で冷却方式もさまざま、節電にも知らないと損?業界最前線(3/7 ページ)

35℃を超す酷暑日が続くなか、モバイルタイプの「清涼家電」が大人気だ。2018年にヒットした「ハンディファン」に続き、いま注目を集めるのが、首筋などを効率的に冷やす「ネッククーラー」。モバイルバッテリーなどの電源を使うタイプのほか、特殊素材により電源不要で利用できるタイプもある。

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 こうして誕生したネッククーラーだが、サンコーはその後もモデルチェンジを繰り返していく。そして20年に発売した「ネッククーラーNeo」は、販売台数31万台のヒットとなる。さらに21年発売の「ネッククーラーEvo」では、シリーズ最多となる47万台の大ヒットを達成しているのだ。

 22年4月には、初代モデルから数えて6世代目となる「ネッククーラーSlim」(6480円)を発売。

 よりスリムで軽く、それでいて外気温-17℃の冷却に対応。発売から3カ月で販売台数は11万台(2022年6月末時点)を突破しているという。

 サンコーのネッククーラーは7年間のシリーズ累計で92万台を売るヒット商品となっているのだ。


最新モデルの「ネッククーラーSlim」。バッテリーの重心を変更することで、ズレにくく、重さを感じにくいよう改良されている。本体のみで最長2時間、1万mAhのモバイルバッテリーを併用すると約10時間利用できる

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