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大ヒットの「ネッククーラー」、技術進化で冷却方式もさまざま、節電にも:知らないと損?業界最前線(7/7 ページ)
35℃を超す酷暑日が続くなか、モバイルタイプの「清涼家電」が大人気だ。2018年にヒットした「ハンディファン」に続き、いま注目を集めるのが、首筋などを効率的に冷やす「ネッククーラー」。モバイルバッテリーなどの電源を使うタイプのほか、特殊素材により電源不要で利用できるタイプもある。
ネッククーラーの一般化に期待
記録的な猛暑が続く中で広がりを見せる、ネッククーラー。
暑い屋外はもちろん家の中で使用すれば、冷房温度をアップさせることができるため、節電にも役立つ。
ペルチェ素子を利用した電気式のネッククーラーは、モバイルバッテリーの低価格化や小型化など、技術進化によって実現した。またPCM素材を使ったネッククーラーは、もともと宇宙服に使う技術で開発された素材を転用して生み出されている。
今後、さらに技術が進化することで、長時間使えるようになったり、効率的に冷やせるようになったりなれば、酷暑でもより快適に過ごせるようになるだろう。また新たな別素材が転用・開発される可能性もあり期待度は高い。
夏の最高気温が毎年のように更新されていることから、ネッククーラー市場が今後、大きく拡大していく可能性は非常に高い。
新規の大ヒットカテゴリーとして、ますます目が離せない存在といえるだろう。
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