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大ヒットの「ネッククーラー」、技術進化で冷却方式もさまざま、節電にも知らないと損?業界最前線(6/7 ページ)

35℃を超す酷暑日が続くなか、モバイルタイプの「清涼家電」が大人気だ。2018年にヒットした「ハンディファン」に続き、いま注目を集めるのが、首筋などを効率的に冷やす「ネッククーラー」。モバイルバッテリーなどの電源を使うタイプのほか、特殊素材により電源不要で利用できるタイプもある。

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28℃で凍るネッククーラーが、21年から大ヒット

 ネッククーラーには、サンコーやソニーのような電源を使うタイプだけでなく、28℃以下で凍る性質を持つPCM素材を使ったタイプもある。代表的な製品の「ICE RING」は、21年に4万個を完売するなど大ヒットを記録。22年は、同社以外にも多くのメーカーや」ブランドから同様の製品が販売されており、ハンディファンのように大きく広がりを見せている。

 このタイプのネッククーラーは、C字型のチューブにPCM素材を装填したもので、冷蔵庫や水に濡らして28℃以下にすることで凍らせ、首に装着。溶けるときに体の熱を奪ってくれる仕組み。クーラーの温度が上がった場合は、再び水道水などをかけて28℃以下にして再び凍らせることで、繰り返し体を冷やすことができる。


F・O・インターナショナルの「ICE RING」(4980円)の22年モデル。28℃で凍り始めるので、体を冷やしすぎる心配がない

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