ニュース
商品をぐるりと一周する不思議なバーコード レジ打ちにかかる時間をどれだけ削減できるのか:多面バーコード(2/3 ページ)
商品のパッケージをぐるりと一周している不思議なバーコードを見つけた。ビッグ・エーが提供している「多面バーコード」だ。多面バーコードの導入で、どのような効果を得たのか。
人件費削減にも貢献
半夏さんは「多面バーコードによって削減した時間で、従業員がレジ打ち以外の作業に取り組むことができるため、人件費の削減にもつながっている」と話す。従業員からも、「バーコードを探さなくてもいい」「スキャンのスピードが上がる」と好評を得ているそうだ。
「多面バーコードの導入によって削減した時間で、従業員が清掃や品出し、売り場の整理などの別の作業に取り組むことができます。別途人を雇うことなく、全てのオペレーションを回すことができるようになりました」(半夏さん)
今後はNBへの導入を目指す
現状、多面バーコードは、プライベートブランドを中心に277品で導入している(22年7月末現在)。半夏さんは「今後はナショナルブランド(NB)での導入も目指していく」と話す。
「多面バーコードに対して、デザイン性を懸念する声を多くいただきます。しかし、導入してから3年間でデザイン性についての否定的な意見をいただいたことはございません。多面バーコードを推進する目的を理解していただき、数字上のメリットを伝えることで、各メーカーさんからも支持を得ていきたいです」(半夏さん)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「品質がよくない」「普段の1.5倍の値段です」 顧客満足度No.1のスーパーで見つけた“正直すぎる”ポップの真意
「普段の1.5倍の値段です」「品質がよくない」――オーケーで見つけた正直すぎる掲示。「オネスト(正直)カード」と呼ばれているらしい。こんなに正直に商品のマイナス面を伝えて大丈夫なのだろうか?
1日中「エアコンつけっぱなし」が約4割 理由は?
「夏のエアコン使用と掃除」に関するアンケートを実施。暑い日のエアコンの使用方法について聞くと、39.6%が「一日中つけっぱなし」と回答した。理由は?
「セコマ」はなぜ、レジ袋無料を続けるのか トップが「これでよかった」と語る背景
レジ袋の有料化が当たり前になった今、無料配布を継続するコンビニがある。北海道No.1のコンビニチェーン、セイコーマートだ。丸谷会長が「これでよかった」と語る背景に迫る。
ドンキ「クーラーのような冷感ウェア」開発 太陽の熱を遮断、汗に反応してヒンヤリ
ドンキは、太陽の熱を遮断し、衣服内温度をクールに保つスポーツウェアを販売する。Tシャツやインナーなど12種展開。記録的な猛暑が続くなか、需要を獲得する。
セブンの「いれたてコーヒー」、粗利率は50%超え? コンビニが100円コーヒーをやめられない“おいしい”理由
セブンの100円コーヒーが値上げをし、注目を集めている。「コンビニにはいれたてコーヒーを強化する理由がある」という。各社が100円コーヒーに力を入れるのはなぜか。




