調査リポート
企業がヘッドハンターに持ちかける、採用に関する悩み この1年で増えた相談は?:ビズリーチ調査
直近1年で最も増加した、企業からヘッドハンターへの相談内容は「応募が集まらない」(83.2%)──このような結果が、ビズリーチ(渋谷区)がヘッドハンターを対象に実施した調査で判明した。
直近1年で最も増加した、企業からヘッドハンターへの相談内容は「応募が集まらない」(83.2%)──このような結果が、ビズリーチ(渋谷区)がヘッドハンターを対象に実施した調査で判明した。複数回答で、2番目に多い「内定辞退をされることが多い」(37.7%)を40ポイント以上も上回る結果となった。次いで「応募要件を満たしていない方からの応募が多い」(34.3%)だった。
アフターコロナで採用に成功する企業の特徴を問う質問には「経営者が採用にコミットしている」「現場との連携ができている」などを挙げる回答が多かった。その他、「複数のキャリアパスの選択肢を設けることができる」「柔軟な働き方への対応」などの回答も見られた。
2022年後半の企業の中途採用活動に関しては9割以上のヘッドハンターが「活性化する」と予想していた。緊急事態宣言の解除や経済の正常化が進む状況を反映していると見られる。
調査は22年3月29〜4月4日、転職サイト「ビズリーチ」が全国の有職者を対象に実施し、690件の回答を得た。
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