就活生の約7割「動画を見ると志望度が上がる」、そのワケは?(1/2 ページ)
学情は、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生に、「動画での情報収集」について調査を行った。インターンシップに応募する前後で動画を見たら志望度が「上がる」と答えた学生は73.7%に上ることが分かった。
学情(東京都千代田区)は、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、「動画での情報収集」についてアンケート調査を行った。インターンシップに応募する前後で動画を見たら志望度が上がるかを聞いたところ、「上がる」と答えた学生は73.7%に上ることが分かった。
内訳は、「上がる」が35.5%、「どちらかといえば上がる」が38.2%だった。「どちらとも言えない」は24.9%、「どちらかといえば下がる」が0.9%、「下がる」は0.5%と、下がると答えた学生は数パーセント程度だった。
理由を尋ねたところ、「企業の雰囲気や、仕事の内容をイメージしやすい」「テキスト情報よりも、企業のリアルを知れると思う」「事業や仕事への理解が深まることで、インターンシップで質問したいことや経験したいことも具体的になる」「事前に得られる情報が多いほうが、インターンシップに参加する目的も明確になる」などの声が聞かれた。動画を通して企業理解を深めると同時に、事前に情報を得ることでインターンシップをより有意義なものにしたいという意向がうかがえる結果となった。
動画で企業への関心が高まったことはある?
動画を見て企業への関心が高まったことがあるかについては、「ある」が33.7%、「どちらかといえばある」が32.0%と合わせて65.7%があると回答。
理由には「動画のテイストから企業の雰囲気が伝わってくるので、どんな人を採用したいかイメージしやすい」「動画のクオリティが高いと、企業が採用に力をいれていることが伝わってくる」などの声が寄せられ、動画の内容だけでなくテイストやクオリティーも含めて動画を見ていることが分かった。
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