仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
「いつかは家を買いたい」「いやいや、賃貸で十分だよ」――。持ち家派と賃貸派、どちらが多いのだろうか。全国の男女に聞いたところ「持ち家」と答えたのは61.4%に対し、「賃貸」は33.4%であることが、ホロスプランニング(京都市)の調査で分かった。
「持ち家」と答えた人からは、「ローンさえ終われば自分、もしくは家族の財産として価値が残るから」(39歳男性)、「賃貸は下の階やお隣への騒音に気を使うし、壁に穴を開けられないなど制約が多いから」(36歳女性)、「DIYが好きであれこれ手を加えたいので、復帰させる必要のない持ち家が良い」(38歳男性)といった声があった。
一方「賃貸」と答えた人からは、「賃貸であれば引っ越したいときに手軽に引っ越せるから」(31歳男性)、「持ち家だと固定資産税がかかる。住宅に不備があった場合、賃貸だと管理会社に対応してもらえる」(34歳女性)、「自然災害があったときに持ち家は修繕費が大きくかかり、賃貸のほうが安く済むため」(35歳男性)などの意見があった。
アンケートに回答した人の世帯年収は「500万〜750万円」(37.3%)が最も多く、次いで「300万〜500万円」(33.4%)、全体の約7割が300万〜750万円だった。現在住んでいるところは「持ち家」が56.8%、「賃貸」が42.0%。
インターネットを使った調査で、全国の男女500人が回答した。調査日は6月30日。
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