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ゾンビ企業が多いのは「東北」、実態は?:全国に約16.5万社(2/2 ページ)
ほぼ倒産している状況にもかかわらず、営業を続けている企業のことを「ゾンビ企業」と呼ばれているが、どのような属性の企業が多いのだろうか。帝国データバンクが調査した。
ゾンビ企業を地域別にみると
ゾンビ企業を地域別にみると、どのような傾向があるのだろうか。割合が最も高いのは「東北」(16.0%)で、全国平均の11.3%に対して4.7ポイント高い。次いで「中国」(13.3%)が続いた。
「『東北』については、東日本大震災からの復興に伴う資金繰り支援策や返済猶予措置などがあり、他地域に比べ借入負担が増加していることが背景にあるとみられる。また、これら支援措置の実施以降、抜本的な収益面の改善に至っていないことも理由となっているようだ」(帝国データバンク)
都道府県別では「福島県」(17.7%)がトップ。次いで「宮城県」(17.0%)、「宮崎県」(16.7%)と続いた。一方、割合が低かったのは「東京都」(7.3%)がトップ。次いで「沖縄県」(8.0%)、「大阪府」(8.3%)という結果に。
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