なぜ「ゾンビ企業」は宮崎に多くて、沖縄は少ないのか:スピン経済の歩き方(1/7 ページ)
帝国データバンクによると、日本に「ゾンビ企業」があふれかえっているという。実質、経営破綻しているような企業は、なぜ営業を続けることができるのだろうか。また、気になるデータがあって、それは……。
ゾンビがあふれかえると、文明は崩壊して世界は終末へ向かっていく。映画やテレビではそんなストーリーが定番だが、これが現実社会の場合はどうなっていくのだろうか――。
帝国データバンクによれば、日本に「ゾンビ企業」があふれかえってきている。リーマンショック後に27万社まで膨れ上がったが、減少して14万社あたりで推移していた。が、コロナ禍で再び増加に転じて、2020年時点で約16万5000社にのぼっているという。
ゾンビ企業とは設立から10年以上が経過していて、営業利益や受取利息の合計を支払利息で割った数値「インタレスト・カバレッジ・レシオ(ICR)」が3年以上にわたって1未満である企業。要は、稼いだ金で利息さえも払えないので、つなぎ融資や国の補助金などでどうにか食いつないでいる企業のことだ。
では、今の日本ではどんな会社が「ゾンビ化」しているのだろうか。
帝国データバンクがゾンビ企業と思しき1万2037社を調べてみると、3社に2社が年商5億円未満で、従業員規模は「6〜20人」(36.9%)が最も多く、次いで「5人以下」(31.0%)。つまり、ゾンビ企業は中小零細企業が圧倒的に多いというわけだ。
また、業種では「小売業」(17.4%)、「運輸・通信業」(14.9%)、「製造業」(12.9%)が多く、さらに細かな業態でみると「菓子・パン類卸売業」(26.3%)、「酒場・ビヤホール」(25.6%)、「病院」「印刷業」(いずれも24.3%)が上位にあるという。(参照リンク)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。
登山家・栗城史多さんを「無謀な死」に追い込んだ、取り巻きの罪
登山家の栗城史多さんがエベレスト登頂に挑戦したものの、下山中に死亡した。「ニートのアルピニスト」として売り出し、多くの若者から支持を集めていたが、登山家としての“実力”はどうだったのか。無謀な死に追い込まれた背景を検証すると……。
「オレが若いころは」「マネジメント=管理」と思っている上司が、ダメダメな理由
「オレが若いころは……」「マネジメントとは管理することだ」といったことを言う上司がいるが、こうした人たちは本当にマネジメントができているのだろうか。日本マイクロソフトで業務執行役員を務めた澤円氏は「そうしたマネージャーは、その職を降りたほうがいい」という。なぜかというと……。
吉田カバンが「1+1=3」の発想 リュックが2つに分かれる新作にびっくり
吉田カバンからユニークなカバンが登場した。リュックが2つに分かれるタイプを発売したところ、じわじわ売れているそうだ。「吉田カバン」といえばベーシックなモノが多いのに、なぜ見たことも聞いたこともない商品を開発したのだろうか。担当者に話を聞いたところ……。
「70歳まで会社にしがみつく人」が結局、会社を弱体化させてしまうワケ
定年を引き上げるニュースが相次いでる。現行の60歳から65歳にする企業が増えてきているわけだが、筆者の窪田氏はこの動きに懸念を抱いている。「長く働くことができていいじゃないか」と思われたかもしれないが……。

