峯岸みなみが親善大使 アイドルフェス「@JAM EXPO」仕掛け人に聞くライブエンタメの実情:AKBなど全48グループが集結(4/5 ページ)
11年目を迎える@JAMの仕掛け人で、@JAM EXPOの総合プロデューサーを務める橋元恵一さんに、コロナ禍でのライブ・エンタテインメントの実情や、@JAM EXPO開催の裏側を聞いた。
親善大使は元AKB48峯岸みなみ
――金、土、日と3日間の開催は、なかなか大変だと思います。これは慣例ですか?
本来は土日2日間ではプログラムやお客さんが収まりきらないので、3日間に拡大して開催するのが普通だと思うのですが、あくまで金曜日は平日なので、そこを含めてどのようにつくるかは工夫が必要な気がしています。
平日お休みをとって参加するは厳しい方もいると思うので、今年は開始時間を午後4時半にして、半休を取るとか、仕事終わりに急いで参加するなどとして参加いただけるよう、通常開催を2日間、前日の金曜日をスペシャルデー(前夜祭)として、実質2.5日のトライアルを行います。
――出演するアイドルグループの数も200組と多いですね。
昨年は180組。今年は、200組以上になります。
200組は多いように思われるかもしれませんが、絞っての200組です。基本、自身で観覧したグループ、もしくは通年で30回ほど開催している@JAMのシリーズイベントに出演してくれたグループです。
先程も述べたように、夏はアイドルにとって特別な季節なので、出演したいというグループには、できるだけ出演してもらいたいという想いもあります。
――今年だからこそ工夫したことや、例年との違いはありますか?
@JAMのアウトラインをお話しすると、@JAM EXPO自体は8回目、@JAM自体は2011年からなので、11年目を迎える形になります。昨年は10周年ということで、3days開催として、この10年間を支えてくれたアイドルにフォーカスをあてて行いました。親善大使はでんぱ組.incの古川未鈴さん、総合司会は元Dorothy Little Happyの高橋麻里(高=はしごだか)さん、元ベイビーレイズJAPANの高見奈央さん、元PASSPO☆の森詩織さんに務めてもらいました。
今年は11年目ということで、新しい@JAM EXPOを見せていきたいというテーマがあります。親善大使には元AKB48の峯岸みなみさんにお願いし、総合司会は去年から引き続き高見奈央さんですが、それ以外の2人は今年の春にグループを解散したメンバー2人、元prediaの沢口けいこさん、大阪☆春夏秋冬のEONさんに務めてもらいます。これはアイドルのセカンドキャリアを応援する意味も込めたキャスティングです。
――今年の@JAM EXPOでは何を訴求していきたいですか?
初めての取り組みですが、今年は国内の全48グループ7組(AKB48/AKB48 17期研究生/SKE48/NMB48/HKT48/NGT48/STU48)が出演します。恐らく、これらのグループが一堂に会するのは総選挙以来ではないでしょうか。これは8月26日のスペシャルデーに開催します。
他に@JAMファミリーである26時のマスカレイド、虹のコンキスタドール、ナナランド、My Dear Darlin’、クマリデパート、#ババババンビの6組と合わせ、合計13組が出演する前夜祭としました。(その後、ももいろクローバーZの佐々木彩夏さんの緊急参戦が決定)。
面白い取り組みとしては、通常48グループの楽曲は多くのアイドルが歌ったりすると思うのですが、今回は48グループが、@JAMファミリーの楽曲を披露したり、一緒にパフォーマンスをしていきます。おそらく今後二度と見ることのない内容だと思いますので、2日間の通常開催に加え、スペシャルデーも訴求していきたいと思います。
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