「仕事で役立つスキル」ランキング 身につけたいこと1位は:年代によって違い
仕事で役立つスキルなどを習得する「リスキリング」に、興味がある人はどのくらいいるのだろうか。転職サイトを利用している男女に聞いた。
仕事で役立つスキルなどを習得する「リスキリング」に、興味がある人はどのくらいいるのだろうか。転職サイトを利用している男女に聞いたところ、「興味がある」と答えたのは85%に達していることが、エン・ジャパンの調査で分かった。
「興味がある」という人に、身につけたいスキルを尋ねたところ「動画編集」(36%)が最も多く、次いで「語学」(35%)、「プログラミング」(34%)と続いた。年代別でみると、20代以下は「動画編集」(48%)、30代は「Web制作」(42%)、40代以上は「語学」(40代:39%、50代:31%)がそれぞれ1位だった。
リスキリングに興味がある理由については、「仕事の幅を広げるため」(65%)、「新しい仕事に就くため」(56%)、「待遇の良い仕事に就くため」(47%)が上位に。
「仕事の幅を広げるため」と答えた人からは「保育士をしているが、保育士資格しか持っておらず、ほかの分野の仕事にも挑戦してみたいと思うため」(26歳男性)、「今している仕事を、もっと効率よくこなし、付帯する業務の幅を広げたい。副業に役立てたい」(36歳女性)といった声があった。
「新しい仕事に就くため」と答えた人からは「プログラミングなど新しいスキルを身につけておけば、今とは違う仕事に挑戦できると思うため」(35歳女性)、「待遇の良い仕事に就くため」と答えた人からは「応募したくても、経験者のみで応募ができない。時給アップの交渉もできるよう、レベルアップしたいため」(49歳男性)などの意見があった。
インターネットを使った調査で、転職サイトを利用している男女2848人が回答した。調査期間は7月4日〜31日。
関連記事
- 23年間、お疲れさま! お台場の観覧車で、どんな「16分」を過ごしたのか
8月末、東京・お台場のシンボルが消える。再開発に伴って、「パレットタウン大観覧車」が解体されるのだ。23年間運営してきて、これまで約2100万人を乗せてきたとか。歴史を振り返ると、多くの人を“幸せ”にしていたようで……。 - 7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。 - 「オレが若いころは」「マネジメント=管理」と思っている上司が、ダメダメな理由
「オレが若いころは……」「マネジメントとは管理することだ」といったことを言う上司がいるが、こうした人たちは本当にマネジメントができているのだろうか。日本マイクロソフトで業務執行役員を務めた澤円氏は「そうしたマネージャーは、その職を降りたほうがいい」という。なぜかというと……。 - なぜ某カフェチェーンは時給を上げないのか 「安いニッポン」の根本的な原因
アルバイトの応募が少ない――。某カフェチェーンから、このような嘆きの声が聞こえてきた。人口減少の問題もあるだろうが、なぜバイトが集まらないのか。その理由は……。 - 「世界一勤勉」なのに、なぜ日本人の給与は低いのか
OECDの調査によると、日本人の平均年収は韓国人よりも低いという。なぜ日本人の給与は低いのか。筆者の窪田氏は「勤勉さと真面目さ」に原因があるのではないかとみている。どういう意味かというと……。 - 「70歳まで会社にしがみつく人」が結局、会社を弱体化させてしまうワケ
定年を引き上げるニュースが相次いでる。現行の60歳から65歳にする企業が増えてきているわけだが、筆者の窪田氏はこの動きに懸念を抱いている。「長く働くことができていいじゃないか」と思われたかもしれないが……。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.