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米アマゾンがアイロボットを買収、その狙いは何か?知らないと損?業界最前線(2/5 ページ)

米アマゾンは8月5日、ロボット掃除機「ルンバ」を展開する米アイロボットを約17億ドル(約2200億円)で買収すると発表した。アイロボットの創業者であり会長兼CEOは、引き続きCEOとして留まるという。この買収によるアマゾンの狙いと、ルンバの今後について考えてみたい。

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アイロボットは世界的リーディングカンパニー

 アイロボットは1990年、MIT(マサチューセッツ工科大学)に在学中だったロボット学者のコリン・アングル氏が、2人の仲間とともに創業したロボット開発の会社だ。

 当初は地雷探索ロボットなどを開発していたが、02年に家庭用ロボット掃除機「ルンバ」の初代モデルを発表。以降現在まで、トップメーカーとしてロボット掃除機市場を牽引してきた。


フロントにカメラを搭載し、障害物を回避する最新の「ルンバ j7/j7+」(実勢価格9万9800円/12万9800円)

 それだけに、アマゾンによる買収のインパクトは非常に大きい。ではなぜ、この買収が成立したのか。その答えは、この買収がアマゾン、アイロボットの両者に大きなメリットがあったためだ。

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