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トヨタ「シエンタ」とホンダ「フリード」、争いの歴史: 鈴木ケンイチ「自動車市場を読み解く」(1/3 ページ)
8月23日、トヨタの「シエンタ」がフルモデルチェンジを行い、第3世代となる新型モデルの発売がスタートしました。シエンタは、1.5リッター・クラスのエンジンを搭載するスライドドアを持つ3列シートのミニバンです。いわゆる「コンパクト・ミニバン」と呼ばれ、3列シートのミニバンとしては最小クラスとなります。今回は、そのシエンタの歩んできた歴史とコンパクト・ミニバン市場の成長を振り返ります。
8月23日、トヨタの「シエンタ」がフルモデルチェンジを行い、第3世代となる新型モデルの発売がスタートしました。シエンタは、1.5リッター・クラスのエンジンを搭載するスライドドアを持つ3列シートのミニバンです。いわゆる「コンパクト・ミニバン」と呼ばれ、3列シートのミニバンとしては最小クラスとなります。
新型「シエンタ」は、「5ナンバーサイズ」+「キュートなデザイン」という先代のコンセプトを踏襲。それでいてプラットフォームとパワートレインを、トヨタの最新アイテムとすることで基本性能をアップしています。まさにブラッシュアップといえる内容です。
今回は、そのシエンタの歩んできた歴史とコンパクト・ミニバン市場の成長を振り返ります。
初代のシエンタの誕生は2003年です。しかし、1.5リッター・クラス&3列シート&スライドドアというコンパクト・ミニバンは、その時点ですでに存在していました。真の開拓者は、01年にデビューしたホンダの「モビリオ」です。
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