ニュース
レジ袋の代わりに「指定ごみ袋」を販売 イオンが提案するマイバッグ以外の新しい選択肢:東京・千葉の3拠点で実施(2/4 ページ)
イオンリテールは「指定ごみ袋」をレジ袋の代替品としてばら売りしている。利用者には受け入れられたのか。
近隣住民は抵抗感なし
導入当初はごみ袋をそのまま持ち歩くことに抵抗がある消費者が多いのではないかと懸念していたという。しかし、近隣から来店した人は袋を持ち歩く時間が短いため、あまり気にすることなく受け入れられた。
「例えば、イオンスタイル検見川浜は徒歩で来店される方が多いことが特徴です。近隣から徒歩、自転車、車で買い物に来たお客さまには比較的抵抗なく受け入れていただけましたね。実際に購入された方からも『レジ袋購入以外の選択肢が増えてうれしい』『そのままごみ袋として利用できて便利だ』など好意的な意見をいただいています」(広報担当者)
販売枚数を聞くと、来店者層により各店舗でばらつきがあるものの、多い店舗だと1日50〜60枚程度販売しているという。
「指定ごみ袋は千葉市民のお客さまのみのご購入に限られるため、市外からの来店が多い店舗では販売数は多くはありません。イオンリテールでは、マイバッグの利用が約87%と高いため、指定ごみ袋の販売枚数は予想していたよりも多いなと感じています。今後も、マイバッグでは足りなかったときの『選択肢』として活用してほしいですね」(広報担当者)
関連記事
- 「セコマ」はなぜ、レジ袋無料を続けるのか トップが「これでよかった」と語る背景
レジ袋の有料化が当たり前になった今、無料配布を継続するコンビニがある。北海道No.1のコンビニチェーン、セイコーマートだ。丸谷会長が「これでよかった」と語る背景に迫る。 - 「品質がよくない」「普段の1.5倍の値段です」 顧客満足度No.1のスーパーで見つけた“正直すぎる”ポップの真意
「普段の1.5倍の値段です」「品質がよくない」――オーケーで見つけた正直すぎる掲示。「オネスト(正直)カード」と呼ばれているらしい。こんなに正直に商品のマイナス面を伝えて大丈夫なのだろうか? - かっぱ寿司、定番メニューを改定 100円メニューを30皿追加
かっぱ寿司は定番メニューを改定する。100円メニューを30皿追加。 - 商品をぐるりと一周する不思議なバーコード レジ打ちにかかる時間をどれだけ削減できるのか
商品のパッケージをぐるりと一周している不思議なバーコードを見つけた。ビッグ・エーが提供している「多面バーコード」だ。多面バーコードの導入で、どのような効果を得たのか。 - ローソン、新たなカフェ事業を展開 ハイレベルなデザートドリンクを提供する狙いは?
ローソンは新たなカフェ事業「MACHI cafe+」を本格始動する。店内厨房を生かし、フレッシュフルーツなどを使用したデザートドリンクを提供。25年度までに全国の500店舗での展開を目指す。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.