巨大書店の先駆け「八重洲ブックセンター本店」、再開発で営業終了へ 44年の歴史に幕:2028年に再出店計画
東京駅八重洲口前の大型書店「八重洲ブックセンター 本店」が2023年3月で営業を終了する。運営元の八重洲ブックセンターが発表した。八重洲エリアの再開発に伴うもので、再開発後に建設予定の超高層大規模複合ビル(2028年度建物竣工予定)への将来的な出店を計画しているという。
東京駅八重洲口前の大型書店「八重洲ブックセンター 本店」が2023年3月で営業を終了する。運営元の八重洲ブックセンターが9月9日に発表した。八重洲エリアの再開発に伴うもので、同社は再開発後に建設予定の超高層大規模複合ビル(2028年度建物竣工予定)への将来的な出店を計画しているという。
日本初の超巨大書店として誕生
同店は1978年9月18日、日本初の超巨大書店として東京駅前にオープン。その後の巨大書店の先駆けと言われており、全9フロア(地上8階・地下1階)、1800坪ともされる総面積に100万冊の在庫を持つ書店として、現在も日本屈指の規模を誇る。ビジネス街に立地していることから、特にビジネス書の販売に力を入れており、ビジネス関連書籍の在庫は日本随一ともされている。
開業以来、本好きのファンに支持されてきた。東京駅からのアクセスの良さなどから、ビジネスパーソン向けの「本との出会い」の場としても、44年間親しまれてきた。同社は「44年間に渡りご愛顧を賜りましたことを、心より御礼申し上げます」と謝意を示している。本店の営業終了に先立ち、本部事務所は23年初頭に移転を予定している。
同社は毎年、全店舗で「八重洲ブックセンター創業祭」を開催しており、今年も9月17〜30日の14日間開催する。本店での開催は今年で最後になるが、同社は「最後となる営業日まで、八重洲ブックセンター全社スタッフが総力を挙げ、読者の皆さま、お客さまへ、本への想いをつないで参りますので、是非ご来店くださいますようお願い申し上げます」としている。
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