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「中流の暮らし」でイメージする年収は「600万円以上」 実態は?:「中流」の条件とは(3/3 ページ)
労働政策研究・研修機構が発表した「暮らしと意識に関する NHK・JILPT 共同調査」の結果によると、「中流の暮らし」を送るのに必要な年収は「600万円以上」だと考えている人が多いことが分かった。では実態は?
イメージする「中流の暮らし」をしている人は4割弱
実際にイメージする「中流の暮らし」をしている人はどれくらいいるのか。調査では、過半数(55.7%)が「中流より下の暮らしをしている」と回答。5.9%は「中流より上の暮らしをしている」、38.4%は「中流の暮らしをしている」ことが分かった。
無配偶者は有配偶者と比較して「中流より上の暮らしをしている」と回答する割合が低く、「中流より下の暮らしをしている」と回答する割合が高い。学歴別では、学歴が高いほど「中流より上の暮らしをしている」と回答する割合が高く、「中流より下の暮らしをしている」と回答する割合が低い傾向にあった。
調査は7月29日〜8月1日、全国20〜69歳の男女5370人を対象にインターネット上で実施。サンプル抽出では、2020年の「国勢調査」における性別、年齢、就業形態、居住地域の構造に比例するように行った。
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