2015年7月27日以前の記事
検索
ニュース

脱げない靴下をつくりたい――と考案した「はかないくつした」が話題 逆転の発想はどう生まれたのか素足以上に足どり軽く(4/4 ページ)

「靴下のかかとが脱げやすいなら、いっそなくせばいいのでは?」――そんな思い付きから生まれたのが、ナイガイ(東京都港区)の「はかないくつした SUASiC(スアシック)」(1足880円)だ。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-
前のページへ |       

靴下は“わざわざ”履くもの

 ナイガイは2020年に設立100周年を迎えた。老舗企業でありながら、新しいアイデアや商品づくりへの意欲は衰えない。「失敗することも、時間がかかることも当然あります。ですが、思い付いたことはどんどんやっていこう! という雰囲気が社内にはあります」(遠藤さん)

 そういった思い付きから生まれた、履きやすさを追求した「親指セパレート5本指ソックス」や高齢者向けにはきぐちを柔らかくした「みんなのくつした」は、同社のオリジナル人気商品に成長しているという。

靴下
親指セパレート5本指ソックス(同社提供)
靴下
みんなのくつした(同社提供)

 「靴下は“わざわざ”履くものです。それならば、ちょっとした不満を解消したり、毎日の生活を快適にするような、つまり“わざわざ”履きたくなるような存在でありたいし、そういった商品をこれからも作っていきたいです」(遠藤さん)。「はかないくつした」が踏み出す次の一歩に注目だ。

靴下
わざわざ履く靴下を、より快適に(同社提供)
前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る