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インボイス制度で声優の2割が廃業も? インボイス反対のVOICTION甲斐田裕子氏に聞く(1/3 ページ)
「税金を納税したら生活できなくなる人が出てくるのは、やっぱりおかしい。払える人が払って、払えない人が恩恵を受けるべきなのに、苦しい人がもっと苦しくなって、格差が広がっている」。インボイス制度がもたらす歪みについて、こう表現するのは、声優の甲斐田裕子氏だ。
インボイス制度が始まると、声優の2割が廃業するかもしれないーー。実際の声優へのアンケートで、こんな衝撃の結果が出ている。
「税金を納税したら生活できなくなる人が出てくるのは、やっぱりおかしい。あるところから無いところへ分配するのが税の基本のはずなのに、苦しい人がもっと苦しくなって、格差が広がっている」。インボイス制度がもたらす歪みについて、こう表現するのは、声優の甲斐田裕子氏だ。
甲斐田氏は「ワンダーウーマン」シリーズ 主人公ダイアナ(ワンダーウーマン)役吹き替えや、10月1日より放送開始のアニメ「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」シルヴィア・シャーウッド役などで活躍するベテランの声優だ。
甲斐田氏は8月3日に、インボイス制度に反対する声優たちの団体としてVOICTIONを立ち上げた。Webサイトで意見を伝えると共に、個人事業主や声優からアンケートを取り、議員への働きかけなどの活動を行っている。
メンバーの一人である福宮あやの氏(実写映画「truth〜姦しき弔いの果て〜」主演の栗林マロン役、海外ドラマ「Good Fight」シリーズ ビアンカ役吹き替えなどで活躍)と甲斐田氏に、VOICTIONの活動と合わせて声優から見たインボイス制度の課題について聞いた。
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