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インボイス制度を「理解している」ITフリーランスはどのくらい? 若年層と中年層で大きな差(2/2 ページ)
PE-BANK(東京都港区)は、ITフリーランス300人を対象に「インボイス制度に関する意識調査」を実施した。その結果、半数以上がインボイス制度を理解していると回答したものの、若年層と中年層で理解度に大きく差があることが分かった。
適格請求書発行事業者の登録申請は済んでいるか?
インボイス制度導入に向け、適格請求書発行事業者の登録申請は済んでいるかという質問に対し、「申請が済んでいる(現在申請中)」と回答した人は1割にとどまる結果となった。
年代別では、30代以下の申請状況が3割を超えているのに対し、40代(8.1%)、50代(6.3%)は1割未満となった。
適格請求書の申請登録について、「申請を検討中」「申請する予定はない」と回答した人に、今後の申請意向について尋ねてみると、30代以下で最も多い回答は「取引先の意向によって決める」で、31%だった。一方40代、50代においては「しばらくそのままの予定」が一番多い結果となった。
どのような影響があるか
インボイス制度の導入により、自分にどのような影響があると思うかという質問に対しては、「自分への影響がわからない」(37.0%)が最も多い結果となった。次いで、「申請をしないと仕事が減る可能性がある」で30.7%となった。制度自体への理解度は高まってきているものの、具体的な影響や変化までは見通せていない人が多いことが分かった。
調査は、全国の20〜50代のITフリーランス300人を対象にインターネットにより実施した。調査期間は、8月26〜29日。
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