ローソン、糖質14.9グラム以下、食塩相当量1.9グラム以下に抑えたレトルトカレーを発売:レトルト好調
ローソンは健康に配慮したレトルトカレーを発売。糖質を14.9g以下、食塩相当量を1.9g以下に抑えている。老舗食品メーカーの「新宿中村屋」と共同開発した。
ローソンは10月4日から、全国のローソン店舗で、糖質14.9グラム以下、食塩相当量1.9グラム以下のレトルトカレーを3種発売する。食事の際に意識的に特定の栄養素を「オフ」する健康ニーズが高いことを受け、老舗食品メーカーの「新宿中村屋」と共同開発した。
「スパイスきわだつチキンカリー」「スパイスきわだつキーマカリー」「スパイスきわだつグリーンカリー」(各298円)の3品を発売する。スパイスや生クリームなどを使用し、おいしさを保ったまま、糖質を14.9グラム以下、食塩相当量を1.9グラム以下に抑えた。
商品ごと電子レンジにいれてあたためられる仕様とし、気軽に食べられる点を訴求する。
スパイスきわだつキーマカリーは、フェネグリーク、ブラウンマスタードシードなどのホールスパイスとひき肉のうまみで仕上げたキーマカレーだ。糖質12.6グラム、食塩相当量1.9グラムで、糖質量は従来品に比べ約27%削減した。
スパイスきわだつグリーンカリーは、ココナッツミルクと生クリームのコクにレモングラスの香り、魚介のうまみを加えて仕上げた。コナッツパウダーと生クリームの配合を見直すことで、糖質8.1グラム、食塩相当量1.8グラムに抑えた。糖質量は従来品に比べ約33%削減となる。
スパイスきわだつチキンカリーは、トマトの酸味、クミン、フェンネルなどのホールスパイスの風味としっかり炒めた玉ねぎを合わせた。糖質14.2グラム、食塩相当量1.7グラムとする。
レトルト食品の売り上げが好調だ。コロナ禍によるストックニーズ、ストック需要により、賞味期限が長く長期間保管できるレトルト食品のニーズが高まっている。同社が2020年6月から導入した「無印良品」の展開店舗では、売り上げ上位にレトルトカレーがランクインしている。
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