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「綿の逆襲が始まる」 無印の「発熱インナー」はなぜ、合成繊維ではなく「綿」なのか:合成繊維へのアンチテーゼ(3/3 ページ)
無印良品は「あったか綿」を使ったインナーシリーズを発売。この商品の最大の特徴は天然素材である「綿」の性質を生かし、あたたかさと肌触りの両方を実現していること。「綿の逆襲」は始まるのか。
あたたかさや着用シーンで選べる3タイプ
過去に販売していた発熱インナーに利用者から寄せられた「肌着として着るには少し厚ぼったい」「素材の滑りが悪く重ね着がしづらい」などの意見を参考に、あったか綿シリーズは、あたたかさや着用シーンに応じて選べる3タイプを用意した。
「あったか綿」(990円)は、綿×レーヨンの新素材を開発し、薄手だがあたたかく、滑りがいい素材を実現した。ブナの木を原料とするレーヨン素材は、シルクのような滑らかさを持ち、吸放湿性に優れ発熱効果も高い。ニットなどアウターにひびきにくく、秋口や春先の肌寒い時季におすすめとする。婦人向けは8タイプ、紳士向けは4タイプ用意した。
「あったか綿 厚手」(1490円)はやや厚手の商品で、1枚でTシャツとしても着用できるようにした。首回りや袖を見えても恥ずかしくない仕様に変更。丸首やタートルネックなどのデザインも販売する。婦人向けは4タイプ、紳士向けは3タイプ用意した。
「あったか綿 ウール」(1990円)は、ウールを綿で包んだ糸を使用し暖かさを高めた。アウターとしてもインナーとしても着用できるように、首回りや袖の仕様をTシャツらしく仕立てた。婦人向け、紳士向けともに3タイプ発売する。
あったか綿シリーズは10月11日に全国の無印良品とネットストアで発売する。同社は3年以内に発熱インナーの売り上げを5倍までに引き上げると計画している。
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