2015年7月27日以前の記事
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なぜ「GoPro」のサブスクは人気なのか 200万人が加入している秘密新機種が登場(2/5 ページ)

GoProのサブスクが人気を集めている。全世界で加入者は200万人を超えているが、その背景に何があるのだろうか。取材したところ……。

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年々、サービスが充実するサブスク

 GoProがサブスクを導入していることは、一部の愛用者を除いて、広く知られていないかもしれない。

 しかし、その歴史は案外長く、16年9月に「GoPro Plus(ゴープロ プラス)」というサービス名で、米国でスタートした。17年3月に日本展開も始まり、当時は月額600円で35時間の動画、あるいは6万2500枚の静止画(またはその2つの組み合わせ)が保存可能で、保存できる画質に制限があった。


GoProは、水中など過酷な環境や激しい動きを伴うシーンに最適なカメラとして知られる

 19年1月には、日本を含む世界各国でサービス内容をアップデート。写真や動画の画質を下げることなく、容量無制限でクラウドストレージへアップロード可能に。編集ツール、Quikアプリの機能も無制限で利用できるようになった。同年4月には、破損したカメラの交換保証も対象となった。

 20年9月には、HERO9 Blackの発売に合わせ、サービス名を「GoProサブスクリプション」に変更。GoProの公式サイトでカメラを購入する際、同時にサブスク(年間利用料6000円)に入会することで割引を受けられるようになった。関連アクセサリーも最大50%オフ、ライフスタイルグッズも最大20%オフとなる。


サブスクに加入すると、新機種も割引している(GoProの公式サイトでの購入時)

 例えば、新機種「HERO11 Black」をサブスク同時加入で購入する場合、通常9万960円のところ6万2000円となり、2万8960円の大幅割引が適用される。

 このように、GoProのサブスクは年々内容をアップデートし、充実度が増している。副社長のロックリー氏は、「GoProの体験はサブスクとセットである」と話しており、サブスク加入を積極的に促したい意向がうかがえる。

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