なぜ「GoPro」のサブスクは人気なのか 200万人が加入している秘密:新機種が登場(4/5 ページ)
GoProのサブスクが人気を集めている。全世界で加入者は200万人を超えているが、その背景に何があるのだろうか。取材したところ……。
大幅にパワーアップした3タイプの新機種
サブスクが好調のなか創立20周年を迎えたGoProは、9月14日、3タイプの新機種「HERO11 Black」を発表した。
21年9月に発売された「HERO10 BLACK」と比較して、よりパワフルに使いやすくなった「HERO11 Black」、動画コンテンツ制作やライブストリーミングを容易にするオールインワンクリエーションツール「HERO11 Black Creator Edition」、HERO11 Blackのパフォーマンスはそのままに、よりコンパクトで軽く、シンプルなデザインに凝縮した「HERO11 Black Mini」の3タイプだ。
大きくなった新型センサーによって、旧モデルの64倍、10億色以上の色彩表現が可能になる10-bitカラーを実現。画質が飛躍的に向上しているという。カメラが360度回転しても水平を維持して映像を撮影できるカメラ内水平ロック機能、ライトペインティングを含む3種類のナイトエフェクトタイムラプスプリセットなども搭載し、撮影可能時間が最大38%長くなった。
初心者でもプロフェッショナルでも使いやすいよう、イージーモードとプロモードを搭載した点もユニークだ。限られた調整しかできないイージーモードを使えば、初めてGoProを使う人でも推奨されているベストな設定で撮影できる。
アスペクト比8:7のビデオ撮影が可能になった点も見逃せない。これにより、1つの素材でInstagramやTikTokに最適な9:16の縦長の画角にも、YouTubeや大画面に最適な16:9の画角にも切り取れる。複数のSNSを利用するクリエイターやインフルエンサーなどにとって、使い勝手のいい機能といえる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
7カ月で3000台! 無名ブランドの「ピザ窯」が、なぜ売れているのか
2021年に創業したENRO(エンロ)はアウトドア用ピザ窯「窯焼名人」を発売し、約7カ月で3000台が売れた。同商品の価格は3万円を超えるので、決して「安い」とはいえない。実績がない新ブランドの商品なのに、なぜ消費者にウケているのか。
ちょっと前までブームだったのに、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか
どうやら「高級食パン」のブームが終わるようだ。最近、さまざまなメディアがこのように報じているわけだが、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか。その背景には、2つの理由があって……。
なぜ山善の「焼肉グリル」は25万台も売れたのか 開発のヒントが面白い
山善の「焼肉グリルシリーズ」が売れている。第1弾が登場したのは、2020年7月のこと。その後、第2弾、第3弾を投入し、22年7月現在で累計25万台を突破した。なぜホットプレートがこれほどウケているのだろうか。人気の秘密を取材したところ……。
CDが苦戦しているのに、なぜ曲を取り込む「ラクレコ」は売れているのか
CD市場が苦戦している。売り上げが減少しているわけだが、CDをスマホに取り込むアイテムが登場し、人気を集めている。商品名は「ラクレコ」(バッファロー)。なぜ売れているのか調べたところ、3つの要因があって……。
7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。



