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商品を持って“そのまま”出られる ローソンの「会計要らずの無人店舗」、一体どんな仕組みなの?:オフィスでの展開(1/3 ページ)
商品を持って“そのまま”出られるコンビニが開業した。ローソンは「会計要らずの無人店舗」の展開を本格的に開始する。いったいどんな仕組みなのだろう。
ローソンはレジに並ぶことなく素早く買い物ができるウォークスルー決済導入店舗「Lawson Go」の運営を本格的にスタートする。10月11日には、三菱食品本社(東京都文京区)の社員専用店舗「Lawson Go MS GARDEN店」をオープン。「会計要らず、商品を持ってそのまま出られる」店舗だというが、どんな仕組みになっているのだろう。
「Lawson Go」とは
「Lawson Go」は事前に専用アプリを登録し、アプリ内のQRコードをかざして入店するだけで、“会計なし”で買い物を完結できる技術だ。店内設置のカメラで客の動きを確認し、商品が置かれた棚の重量センサーと合わせることで、どの商品をいくつ手に取ったのかをAIが判別。客が店舗を出ると自動的に事前登録したクレジットカードで決済が完了するという仕組みだ。
アプリ以外の決済手段としてセルフレジを併設。Lawson Goになじみのない客の選択肢として提供する。
Lawson Go MS GARDEN店は基本的に無人で営業する。人を必要とする各種収納代行やゆうパックの受け取りなどは対応しないという。店舗の管理は同ビル1階にあるローソン MS GARDEN店が担当。1日2回程度の品出しを行う。
平日のみの運営で営業時間は午前8時〜午後5時。客数は1日あたり80〜100人程度を見込む。
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