「仕事ができない人」に特有の、3つの思い込み:働き方の「今」を知る(1/6 ページ)
仕事ができる人とできない人の違いは何か。ちょっとした習慣や物事の捉え方のコツをつかめば、できない人を脱却できるかもしれない。「できない人の思い込み」を基に、そのヒントを解説する。
あなたは「仕事ができない人」だろうか。
タイトルに引かれて読み始めた「できない自覚がある人」も、「自分は『できない人』かもしれないとうすうす感じているけれど、どうしても認めたくない人」も、本稿にたどり着いたのは何かのご縁だ。ちょっとした捉え方の違いで、昨日までの「できない人」が今日から「できる人」に大変革するかもしれない。そのヒントをお伝えしよう。
例えば中学まで部活動で好成績を収めていても、高校で同じ部活に入ったら、同い年なのに自分より圧倒的に強いプレイヤーがゴロゴロいてレベル差に愕然(がくぜん)とすることがある。大学生時代にインターンシップや学生団体で実績を残していたとしても、社会人同期にはとんでもなく優秀な人がいて、自信をなくしてしまった経験を持つ人もいるだろう。
しかし、もしかしたらあなたは、周囲の優秀な人と引き比べて「自分なんてダメなんだ……」と萎縮し、自己暗示をかけているだけかもしれないのだ。自信がなく不安げな雰囲気の人に、重要な仕事を任せたいと思う人はいない。そのままだと、仕事で評価を得る機会も逃し、本当に「できない人」になってしまうだろう。あなたが自己嫌悪に陥る必要はまったくない。負のスパイラルは一刻も早く止めるべきだ。
実は、「できる人」と「できない人」の差は、天性的な要素を除けば、ちょっとした「習慣」や「物事の捉え方」、すなわち「思考パターン」と「行動パターン」の違いにすぎないのだ。従って、「できない人」=「ダメな人」というわけではなく、「『できる人』であるための環境を整えていなかった人」と言い換えればしっくりくる。では、どのような思考、行動によって「できない人」を脱却できるのか、具体的な「できない人の思い込み」を基に考察していこう。
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