「偏差値60以上」の中学に通う保護者150人に調査 子どもの中学受験で最も悩んだことは?
偏差値60以上の中学校に通う子どものいる保護者150人に「子どもの中学受験」についてのアンケート調査を実施した。
仕事に役立つ調査データ:
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イノベーションシステム(大阪市)が運営するひまわり教育研究センターは、偏差値60以上の中学校に通う子どものいる保護者150人に「子どもの中学受験」についてのアンケート調査を実施した。「子どもの中学受験の間に悩んでいたこと」の1位は「夜寝る時間が遅くなること」という結果に。
子どもが中学受験の間で、保護者自身が悩んでいたことについて尋ねてみると、「夜寝る時間遅くなること」と回答した人が最も多く36.7%だった。次いで、「成績」(29.3%)、「子どもの機嫌が悪いなど精神的に不安定だったこと」(18.7%)が続いた。「悩んでいたことはない」と回答した人は14.7%だった。
回答を母親と父親別に見たところ、共に一番多かったのが「夜寝る時間が遅くなること」(父親37.0%、母親36.2%)であり、次いで多かったのが「成績」(父親30.9%、母親27.5%)だった。
母親が父親と比べ多くなった回答は、「子どもが体調を崩すなど体力的に無理があったこと」(母親11.6%、父親1.2%)、「中学受験が子どものためになっているのか分からなくなったこと」(母親14.5%、父親2.5%)だった。
一方、「パートナー(夫や妻)との意見の相違」(父親9.9%、母親2.9%)に関しては、母親よりも父親の方が回答した人が多かった。
「睡眠時間」「成績や宿題について」「パートナーとの意見の相違」「子どもの精神面、体力面について」の4項目について、それぞれどんな対策をしたのかを尋ねた。
「睡眠時間」と回答した人からは、「塾に行く前に少し仮眠していた」「短い時間でも昼寝させた」「眠いときはしっかり寝かせた」「塾から帰宅した後はできるだけ早く食事、入浴ができるように準備しておく」などのコメントがあった。
「成績や宿題について」と答えた人からは、「ひたすらくりかえして学習する」「子どもを励ました」「勉強については関わりすぎず塾や本人に任せるようにした。子どもを信じるしかない」といった声が寄せられた。
「パートナーとの意見の相違」と回答した人からは、「話し合い」「とにかく目線合わせの話し合いの場を多く持つこと」といったコメントがあった。
「子どもの精神面、体力面について」と答えた人からは、「自由な時間を持たせたり、オンオフをしっかりともたせた」「とにかく子どもに寄り添った」「精神的に落ち込んでいるときは食事や買い物でストレスを発散させた」などの声が寄せられた。
調査は8月16〜18日に、インターネットで実施した。対象者は偏差値60以上の中学校に通う子どもをもつ保護者、調査人数は150人。
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