ローソンは11月22日から、店内の厨房スペースで調理を行う「まちかど厨房」商品の米を、エリア別にそれぞれ異なる単一銘柄米に切り替える。炊き立てで提供する強みを生かし、米、炊き方にこだわり、差別化を図る。
同社が1年間で調達する米は約6トンにのぼるという。今回は北海道産「ふっくりんこ」、秋田県産「あきたこまち」、山形県産「雪若丸」、新潟県産「コシヒカリ」、石川県産「コシヒカリ」、富山県産「コシヒカリ」の6種類を使用。各米に合わせた炊き方のマニュアルも作成した。
おかずと別々に盛り付けたセパレートタイプの弁当を2品を発売する。「まちかど厨房」ではどんぶり系のメニューが多かったが、ご飯のおいしさを楽しんでもらえるように意識したという。また、ご飯をたくさん食べたいというニーズに対応するため、プラス50円でご飯大盛りタイプも用意する。
「ミックスフライ弁当」(592円)は、白身魚フライ、メンチカツ、鶏のから揚げと千切りキャベツを盛りつけた。「三元豚の厚切りロースとんかつ弁当」(635円)は、厨房商品で人気の三元豚の厚切りロースカツを大きく3つにカットし、2枚分盛りつけた。
同社は7月から日本各地で生産されているブランド米のみを使用したおにぎりの販売を行っている。今後は店内調理でも、日本各地のブランド米の魅力を発信していく姿勢だ。
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