コラム
「週5日も働いてたの?」という時代は来るのか データで見る週休3日制:業務改善がキモ(2/5 ページ)
「週休3日制」は実現するのか。こうしたテーマを耳にすると、会社側は「難しい」と答えるのに対し、従業員側は「ぜひ」と前向きな声が多い。両者の溝は深いように感じるが、どこまで歩み寄ることができるのだろうか。
データで見る週休3日制
昨今、週休3日制に注目が集まっていますが、実態としてはどのような状況なのでしょうか。
東京都産業労働局の調査によると、週休3日制に対して「既に導入済」「導入済だがさらに拡大したい」と答えた企業はわずか2.4%。87%の企業が週休3日制に対して「導入する考えはない」「わからない」と回答しており、企業の導入意向はまだ高くないことがうかがえます。
一方で、就労者の54.5%が「週休3日制を導入してほしい」と回答しており、就労者の過半数は導入を希望しています。
転職サイトの求人数も調査したところ、22年10月時点で「週休3日」というキーワードにヒットする割合は、最も高いエン転職でも1.25%。週休3日の求人は、求人全体の中でもほんのわずかしか存在していないようです。
- リクナビNEXT:189件、0.29%(189/6万4384)
- エン転職:61件、1.25%(61/5345)
- マイナビ転職:112件、0.64%(112/1万7443)
- DODA:270件、0.16%(270/15万8884)
また、Googleトレンドで「週休3日」を検索したところ、5年間の推移で確認しても大きなトレンドが見られませんでした。一般的にはまだ「週休3日制」に対する認知が進んでいないようです。
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