2015年7月27日以前の記事
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「週5日も働いてたの?」という時代は来るのか データで見る週休3日制業務改善がキモ(3/5 ページ)

「週休3日制」は実現するのか。こうしたテーマを耳にすると、会社側は「難しい」と答えるのに対し、従業員側は「ぜひ」と前向きな声が多い。両者の溝は深いように感じるが、どこまで歩み寄ることができるのだろうか。

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週休3日制は広がるのか

 さまざまなデータを見る限り、週休3日制の認知はまだまだ低いものの、就労者は導入を望んでいます。導入すれば、入社を希望する人が増えたり、離職者が減少したり、さまざまな課題を解決できそうですが、いまのところ企業側の導入意向は高くないようです。

 そもそも「週休2日制」は、いつ定着したのでしょうか。1988(昭和63)年4月、労働時間短縮を骨子とする改正労働基準法が施行され、そこから10年ほどの猶予期間を経て適用が広がりました。つまり、政府主導の法改正により導入が進んだといえます。


「週休2日制の普及も時間がかかった(画像はイメージです。提供:ゲッティイメージズ)

 しかし、週休3日制に関しては骨太の方針に加えられており、政府としても強く進めていきたい内容であるものの、現時点では法改正などによるものではなく、あくまで企業側の導入判断に委ねられています。

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