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沖縄ローカルのハンバーガー店「JEF」がコロナ禍でも強い理由:地域経済の底力(4/4 ページ)
観光業に支えられてきた沖縄の多くの企業がコロナ禍で苦しむ中、沖縄本島南部で店舗展開するハンバーガーショップ「JEF」は、ほとんど売り上げを落とすことはなかった。その要因を喜名史弥社長に聞いた。
日本の優れた飲食店になる!
地域密着といっても、沖縄県民でも本島南部の人しかあまりなじみがない店ですよと、喜名社長は苦笑する。もちろん、より多くの人たちに食べに来てもらいたいと願うが、経営体力などを考えると、店舗を広げていくのは現時点で容易ではない。だからこそ、いっそう今、店を構えている地元のために尽くしていく考えだ。
JEFという店名は「Japan Excellent Food」の略で、創業者が考案したものだ。
「沖縄で通用する食べ物は、日本全国でも通用するだろうという考えが父にはあったようです。だから、日本の優れた飲食店になるという思いがネーミングには込められています」
先代から受け継がれたこのメッセージを守り、これからも沖縄の一隅で奮闘していく。
著者プロフィール
伏見学(ふしみ まなぶ)
フリーランス記者。1979年生まれ。神奈川県出身。専門テーマは「地方創生」「働き方/生き方」。慶應義塾大学環境情報学部卒業、同大学院政策・メディア研究科修了。ニュースサイト「ITmedia」を経て、社会課題解決メディア「Renews」の立ち上げに参画。
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