やっぱりテレワーク下での管理職はつらいのか 頭を悩ませない4つの方法:やってはいけないこと(1/4 ページ)
コロナ禍、テレワークを導入する企業が増えたが、マネジメント業務に頭を悩ませている管理職も多いのではないだろうか。「マネジメント=監視」にならないために、どんなことを意識すればいいのだろうか。
コロナ禍をきっかけにテレワークを導入する企業が増えた。オンラインでの業務自体には慣れてきたものの、一方でテレワーク下でのメンバーや部下との関係構築に頭を悩ませている管理職の方もいるのではないだろうか。
2022年、管理職を対象に行われた調査によると、テレワーク中心のチームの管理職の半数以上が「コロナ禍で部下のマネジメントの難易度が上がった」と答えるなど、テレワークにおけるマネジメントはまだまだ手探り状態であるようだ。(参照リンク)
そこで今回は、オンラインにおける組織マネジメントについて考えていきたい。
「マネジメント=監視」ではない
テレワークを導入した企業の社員から「在宅ワークになってから、上司の監視がひどくなった」という嘆きがよく聞かれるようになった。同時に、現場のリーダーやマネジャー側からは「社員が手を抜いているのではないか心配」という相談をいただくことも多い。このような不安解消のためだろうか、在宅で稼働中の社員のパソコン画面をランダムに撮影し上司に送信するシステムを導入する企業もあるという。(参照リンク)
このような状況から、「マネジメント=監視」であると考えているマネジャー層は少なくないといえる。しかし、そのマネジメント方法はテレワークには適していないと私は考えている。
そもそも、マネジメントにおいて重要なことは、メンバーの能力を最大化させながら事業推進を行うことである。しかし、メンバーが常に監視されているという状況下では、不信感が募り、上司―部下間の関係構築に支障をきたす恐れすらある。部下が勤務時間にちゃんと業務をしているのかを確認することがテレワークでのマネジメントであると考えている管理職の方は、その考えを改めるべきだろう。
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