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6台のカメラを設置して「店内」を分析 有楽町の複合施設はどうなった?:人流を分析(2/4 ページ)
三菱地所が手掛ける多機能型市場「有楽町micro FOOD&IDEA market」は、4カ所の入り口に合計6台のWebカメラを設置。店前通行量と入退店率、属性を取得して、店舗運営に生かしている。先進技術を取り入れて3年、どんなことが分かってきたのか。
6台のカメラとレジでデータを取得、分析する
有楽町マイクロは、三菱地所が手掛ける有楽町エリア再構築に向けた先進プロジェクト、有楽町「Micro STARs Dev. 」(マイクロ スターズ ディベロップメント)の中心拠点として生まれた場所だ。ステージ、飲食提供、物販・展示の3つの機能を併せ持つ。
毎月4〜5つの「まだ世の中で流行っていないが、おもしろさがあるもの」とコラボして、訪れた人々にお披露目する場としても機能している。筆者が取材に訪れた12月初旬も、目的に合わせて栄養素がカスタマイズされたクッキーなど目新しいものが複数展示・販売されていた。
同店舗には、4カ所の入り口に合計6台のWebカメラが設置されている。このカメラにはAIが搭載されており、店前通行者および入店者・退店者の人数・属性データを取得できる。混雑状況もリアルタイムで把握できるため、同店のWebサイトでは「現在の混雑状況」が表示されている。
レジでは、目視で確認した顧客の年代、性別、特徴(ひげ、メガネ、ロングヘアなど)と売り上げデータを取得。それら一連の情報を天気や曜日、新型コロナの感染者数といった環境要因ともひも付けられるよう見える化している。諸々の情報を加味して、原材料の発注予測も出せる。
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