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「パパとママ」の声を完コピ! タカラトミーの読み聞かせスピーカーが話題にあの会社のこの商品(4/5 ページ)

タカラトミーはAIを活用した読み聞かせスピーカー「coemo」を開発した。小さな子どもを寝かしつける前に親が行う昔話や童話の読み聞かせにもAIが使われるようになったが、一体どのような思いから開発に至ったのか? 開発担当に話をうかがった。

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家電の生産経験がある工場で生産

 「coemo」は当初、ぬいぐるみで検討していた。しかし、汚れてしまうなど衛生面を心配する声が調査から聞かれたことから検討し直し、現在のような丸みを帯び温かみが感じられるものに決まった。

 見た目は家電に寄せ、質感はマットなものにしている。生産は家電をつくった経験がある工場にお願いしたほどだ。

 デザインだけではなく機能も家電に近づけた。ベッドサイドの照明として使えるよう優しい灯がともるようになっている。


「coemo」の灯をともしたところ

 なぜ家電らしさを求めたのか? その理由を五島さんは次のように話す。

 「小学生にも対応したコンテンツをそろえたので、長く寄り添えて飽きないようなデザインにしたかったんです。玩具としては高度な技術を採用し高価ですから、デザインも技術や価格に見合ったものとして家電に近づければ、家族から好かれる存在になれると思ったことも理由になりました」

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