入社後は「出社」派が過半数 新社会人がテレワークを嫌がるワケ（2/2 ページ）

学情（東京都千代田区）は、2023年4月に入社を控える新社会人を対象に、「入社後の働き方」をテーマにアンケート調査を実施した。

[サトウナナミ，ITmedia]

制度があれば利用したい人は7割超

テレワークの制度があったら利用したいか（学情調べ）

　一方で、入社する企業にテレワークの制度があったら利用したいか尋ねたところ、「利用したい」（43.3％）とした人は4割を超えた。「どちらかといえば利用したい」（31.5％）とした人を合わせると、テレワークの利用を希望する人は7割以上となった。

　回答した人からは「出社とテレワークを組み合わせられると、メリハリのある働き方ができると思う」「集中力が必要な仕事など、テレワークのほうが進めやすい業務もある」「入社後すぐのテレワークは不安があるものの、業務に慣れたらテレワークも実施したい」「通勤時間がない分、効率良く働けると思う」といった声が集まった。

テレワークを実施したい頻度（学情調べ）

　入社先の企業でテレワークを実施したい頻度については「週に1〜2 回」（ 37.3％）が最多となり、次いで「入社後仕事に慣れてから」（18.2％）となった。「毎日」（9.7%）とした人は1割程度に留まり、入社後は出社の機会を求める新社会人が多いことが分かった。　

　調査は11月17日〜12月4日の間に「あさがくナビ2023」の会員441人を対象に実施した。