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カタールで見つけた大量の「PS5」 日本の品薄状態はどうなる? ソニーに聞いた(2/2 ページ)

2020年11月の発売以降、世界的な人気から品不足に陥っている、家庭用ゲーム機「PlayStation 5」。日本でも全国的な品薄状態が続く中、サッカーワールドカップを開催したカタールでは大量の在庫があるようだ。

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“日本軽視説”をSIEは否定 年明けに品薄大幅改善か

 こうした状況はTwitterでも話題となっており、「日本で品薄にして、海外に在庫を優先的に出しているのではないか」という声も一部では出ている。

 カタールでの状況を聞いたところ、SIEは取材に「カタールでの状況がTwitterで話題となっていることは承知している」とした上で「PS5は発売以来、世界的に供給不足となっている。米国でも在庫入荷後、すぐに完売するほどだ。日本だけが品薄というわけではない」と“日本軽視説”を明確に否定した。ここまでの在庫があることについては「国によって在庫状況は異なるため分からない」とした。

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SIEのオフィス(同社提供)

 親会社のソニーグループも、決算発表の場でPS5の供給状況に言及している。同社の十時裕樹副社長は11月1日の第2四半期決算で「米国小売店における9月の実売状況は、10万台の入荷から完売までの平均所要時間が17.5時間と、PS5に対するお客さまの需要は引き続き強いと認識している。この強い需要に応えるべく、年末商戦に向けた供給の前倒しを全力で進めており、通期販売台数についても1800万台からの上積みを目指している」と発言した。

 年末商戦を控える、直近の動向はどうか。製造元のSIE広報は「PS5の販売において、日本の市場規模は大きい。11月から供給を増やしており、12月も継続予定。2023年に入るとさらに状況は大幅に改善する見込み」とコメントしている。

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現地カタールのプレスセンター内でPS5でサッカーゲームを楽しむ海外のマスコミ関係者
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