2015年7月27日以前の記事
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“甘い夜”の世界はどうなっているのか 「夜パフェ」人気が全国に広がる札幌・すすきの発(5/5 ページ)

2015年に札幌・すすきのから始まった「夜パフェ」「シメパフェ」の文化が、全国に広がっている。ブームの火付け役であり、全国8店舗の夜パフェ専門店を運営するGAKU社を取材し、人気の秘密に迫った。

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「21時にアイス」の後追い? も続々

 調べてみると、全国各地で夜限定パフェや夜パフェ専門店がわんさか見つかる。「アイスは別腹」「アイスるんです」「19時のGohoubi」(いくじのごほうび)など、ちょっと変わったネーミングの店も多い。

 さらに深ぼっていくと、「25時までアイス」「月曜からアイス」「深夜のごほうび」など似たような店名がいくつも見つかり、混乱してくる。運営元が不明な店も少なくないが、行列ができるほど繁盛している店もあるらしい。


ここ最近オープンした夜パフェ専門店の商品は、どれも見た目が似通っている(「25時までアイス」のインスタグラムより)

 名前だけでなく、透明のプラカップにソフトクリームを入れてトッピングを施すスタイルはどこもまったく同じで、プラカップのボディに印字・貼付されたロゴもどことなく似ている。「21時にアイス」のヒットを受け、それを真似た店舗が急増している印象だ。

 小笠原氏が話していた通り、タピオカドリンクのブームにも似ているし、高級食パンのブームとも重なるのではないか。だとすれば、あと1〜2年もしたら閉店ラッシュが起こり、淘汰されるかもしれない。

 パフェテリア ベルは闇雲にエリアを拡大するのではなく、他では再現しづらい特別感のあるパフェを追求し、一定の認知やブランド価値を得ている。とはいえ、夜パフェ専門店が増えるにつれて、より一層の差別化が求められそうだ。

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