リンガーハットが挑む「冷凍自販機の専門店」 カラオケ店、住宅街、駅前……最も売れている立地は?:半年で3店舗展開(1/2 ページ)
長崎ちゃんぽん専門チェーンのリンガーハット(東京都品川区)が2022年8月から、冷凍自販機の専門店を展開している。コロナ禍以降、店舗の入り口付近や駐車場に自販機を設置する取り組みを進めてきたが、「冷凍食品だけ」の自販機専門店は初の試み。どのような商機を見込んでいるのか。
長崎ちゃんぽん専門チェーンのリンガーハット(東京都品川区)は2022年8月から、冷凍自販機の専門店を展開している。コロナ禍以降、店舗の入り口付近や駐車場に自販機の設置を進めてきたが、「冷凍食品だけ」の自販機専門店は初の試み。どのような商機を見込んでいるのか。
「店頭に設置した冷凍自販機で一定の売り上げが見込めてきたため、ならば自販機の専門店もやってみようと実験的に始めました」
こう話すのは、同社ベンダー推進チームの小島信弘さん。このチームは、自販機事業をスピーディに拡げようと22年12月に発足した新しい部署だ。
同社はコロナ禍で売り上げが伸び悩んだため、21年6月から店舗入り口付近に自販機を設置し、テスト販売を始めた。当初は半信半疑だったというが、店内で食事をした利用客が帰る際に購入していくなど、成果が見られた。22年末時点で店頭に自販機を設置するのは、国内全約600店のうち、約70店に上る(関連記事)。
冷凍自販機の手応えをつかみ、新たに展開した自販機専門店は、22年8月、1号店となる青梅店(東京都青梅市)をオープン。翌9月には2号店の福岡大池店(福岡市南区)、さらに同12月には3号店の八王子八日町店(東京都八王子市)を相次ぎオープンした。
いずれも24時間営業の無人型。店舗に設置する自販機は1台だが、専門店では3〜4台設置している。
販売するのは、主力の「長崎ちゃんぽん」(500円)や「長崎皿うどん」(500円)など人気メニューの冷凍食品8種類で、3店いずれも共通している。
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