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「タイパ」「コスパ」を考えるのはいいが、問題はその後自分だけのことではない(1/4 ページ)

最近、タイパという言葉をよく耳にするようになりました。 お金と時間という、私たちに最も身近な存在であり、最大の資産であり、日々の行動に直結する話です。年末年始や年度の変わりは、自分の考える「コスパ」「タイパ」について整理してみるのもいい機会です。

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 最近、タイパという言葉をよく耳にするようになりました。タイム・パフォーマンスの略なのですが、これまで「コスパ(コスト・パフォーマンス)」という言葉はよく使われていました。「この料理はコスパが良い」と言えば、コスト以上に価値があるということで、逆にコスパが悪いとは、価格に見合っていないということになります。

 そういう意味で、タイパを定義すると、「かけた時間以上に価値があるかどうか」あるいは「時間の節約になるかどうか」ということになります。もっともわかりやすいサービスで例えれば、2022年5月にはじまった、東京ディズニーランドとディズニーシーの有料のファストパス「ディズニー・プレミアアクセス」でしょう。少ない待ち時間で優先的に乗れるわけですから、「あなたの時間に値段がついた」商品と言えるかもしれません。

 逆に、1円でも安い商品に時間をかけて探し回るような行動は、コスパを追求したものであり、とにかく、自分の時間の価値についてはどこかに置いておく、という感覚です。

 また、限られたランチ時間であるにもかかわらず、行列の中でじっと待っている人たちもたくさんいます(やむを得ず待つ人もいますが)。これは、自分の時間の価値を削ってでもおいしいものを食べたいという価値観の問題と言えるかもしれません。

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