コラム
「三大少年誌」 ジャンプ・マガジン・サンデー 唯一、前年から部数を伸ばしている雑誌は?:今日のアイスブレーク(2/2 ページ)
2022年末、講談社の「イブニング」が休刊を発表して話題となった。紙離れが進む中、漫画雑誌も苦境に立たされているようだ。そんな中、今回はジャンプ、マガジン、サンデーの発行部数を見てみる。この中で唯一、1年前から部数を伸ばしている雑誌があるが、どれか?
日本雑誌協会の直近データ(22年7〜9月)によると、ジャンプ・マガジン・サンデーの中で最も発行部数が多いのはジャンプです。128万2500部で、三大少年漫画誌の中で唯一100万部を超えています。一方で、前年同期の137万1818部と比較すると、9万部近くも落ち込んでいます。
2位は、マガジン。直近の発行部数は、44万5750部です。前年同期は50万2083部だったので、5万部以上も減っています。
3位はサンデー。直近の発行部数は19万7500部と、三大少年誌の中で最も少ないものの、前年同期と比較して唯一部数が伸びています。
全国出版協会・出版科学研究所によると、出版物の売り上げシェアに占める「紙雑誌」の割合は、14年の37.6%から21年には20.5%と大幅に減少しています。この流れが今後も続いていけば、漫画雑誌の休刊や廃刊のニュースが増えるかもしれません。
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