「NISSAN GT-R」2024年モデル先行公開 史上最強の走りと乗り味で「R35型の集大成」と自負:それでいて速い。(2/2 ページ)
日産自動車は1月13日、「NISSAN GT-R」2024年モデルを東京オートサロン2023で先行公開した。COOのアシュワニ グプタ氏は、「史上最強の走りと乗り味を追求し、まさにR35型の集大成と言える」と自信を見せた。
新構造のマフラーを開発
StandardもNISMO同様に水平基調のデザインに変更した他、07年の発売以来初めてリアウィングの形状を進化させた。前モデルに対してウィングの幅を広くし、搭載位置を後ろに下げたことで、10%ほどダウンフォースを強めたという。
ボディーカラーは、「ミッドナイトパープル」「ミレニアムジェイド」といった専用色2色を含む、全8色を展開する。
加えて国内仕様のみ、車外騒音規制に対応するため新構造のマフラーを開発。排気管の途中に分岐構造を設けることで、動力性能は落とさず、スポーツカーの醍醐味である加速時のサウンドを維持した。今回の新構造のマフラーを開発するために、技術チームはジェットエンジンのタービンブレードを研究したという。
「NISSAN GT-R」2024年モデルの発表・発売は今春を予定。「NISSAN GT-R NISMO」のみ今夏の発売を予定している。
GT-Rのエンジンとトランスミッションは手作業で組み上げ、入念な確認と調整を行っており、まさに”技術の日産”を体現する究極のスポーツカーだ。
アシュワニ グプタ氏は、初代スカイラインGT-Rが発売された1969年から約50年の歴史において、GT-Rはその時代のクルマ文化や自動車技術を一段上のステージに引き上げてきたと振り返った。「2024年モデルは一切の妥協も許さない、頂点を極めた”技術の日産”の魂であり、GT-Rの長い歴史に名前を刻むモデルになる」と語った。
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