連載
発売から3カ月 新型クラウンは売れているのか?:鈴木ケンイチ「自動車市場を読み解く」(1/3 ページ)
今年の7月に発表された新型クラウン。この秋からは、第一弾となる「クラウン(クロスオーバー)」の販売が開始されました。どれだけ売れているのでしょうか?
この秋、トヨタの新型モデルである「クラウン」の販売が開始されました。今年の7月に発表された16代目モデルです。
クラウンは1955年に初代が誕生して以来、高級乗用車やタクシー、パトカーなどの公用車など日本の景色にもなってきた、日本を代表する1台です。昭和の頃には「いつかはクラウン」という憧れの存在でもありました。
そんな歴史を誇るクラウンが、16代目となる今回のフルモデルチェンジで大きな変革を遂げます。なんと、セダンだけでなく、クロスオーバー、SUV、エステートという4種類の車型を用意したのです。そして、この秋からは、その第一弾となる「クラウン(クロスオーバー)」の販売が開始されました。
4種類の車型を用意した16代目の新型クラウンは、大きな注目を集めました。夏にはクラウン関連の記事が、途切れることなく公開されていました。
では、そんな新型クラウンは、どれだけ売れているのでしょうか?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
新型「クラウン」世界初披露、SUVとセダン融合 「まさしく明治維新」と豊田社長
トヨタ自動車は7月15日、新型クラウンを世界初披露した。SUVとセダンを融合した「クロスオーバー」のほか、SUVタイプの「スポーツ」「セダン」、SUVとワゴンを組み合わせたような「エステート」の4車種。4車種を全て統一して「クラウン」と総称する。「型破り」新型クラウン 豊田社長のダメ出しから始まった「革新と挑戦」
「15代続く中で磨かれてきたクラウンの“型”を、16代目が“型”破りしたといえるかもしれない」──7月15日に行われた新型クラウンのワールドプレミアで、豊田章男社長はそう語った。新型「プリウス」世界初公開 豊田社長とケンカしても、開発陣が譲らなかったことは?
トヨタは11月16日、新型「プリウス」を世界初公開した。1997年の誕生から25年間、ラテン語の「開拓者」に由来するその名の通り、新世代のエコカーとしてHEVの普及を牽引したプリウス。新型「ランドクルーザー」、人気すぎて注文停止 納車まで4年以上
トヨタ自動車は7月1日、ランドクルーザーの注文受付を停止すると発表した。生産能力を大幅に上回る注文が殺到。納車まで4年以上かかる事態となっていた。注文再開のめどは立っておらず、今後の生産状況などを踏まえあらためて周知するとしている。日本のカー・オブ・ザ・イヤーは“2つ”ある 「今年のクルマ」から見えるそれぞれの違いとは?
日本カー・オブ・ザ・イヤーの最終選考の結果が12月8日に発表されます。一方、11月9日にはRJCカーオブザイヤーの最終選考が行われました。「おかしいな」と思った方もいるでしょう。「11月9日に最終選考があったのに、12月8日にも結果発表をするとは、どういうこと?」と。