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DAZN、価格爆上げの衝撃──ライブスポーツ独占チャンネルがもたらす光と影:本田雅一の時事想々(1/5 ページ)
DAZNの月額料金が昨年1月に比べて2倍近くまで値上げした。ライブスポーツを独占するDAZNのこの取り組みは、スポーツビジネスにどのような意味を生むだろうか。その光と影を解説する。
DAZNの月額料金が昨年1月に比べて2倍近くになるなんて、こんな話あるか!? という、サッカーファンの嘆きが聞こえてきた。
そりゃあもう。払うしかないだろう。彼らに逆らう力などない、他に選択肢がないからだ。
仕方がない。DAZNが気前よく破格の配信権料を払ってくれたからこそ、Jリーグクラブの経営は安定し、有力な選手たちが数多く集まるようになったのだ。DAZNが昨春に次いで大幅値上げしたとしても、受け入れる他ないじゃないか。
筆者は熱心なサッカーファンではないが、自らハンドルを握ってサーキットを走るモータースポーツのマニアではある。
しかし幸いなことに、日本人レギュラードライバーの活躍を楽しむ手段として、われわれにはF1中継を楽しむ経路として、フジテレビと契約するという選択肢がある。──おや、待てよ? あったハズだが……。どうやら今年の計画はまだ発表されていないどころか、過去のアーカイブにもアクセスできない。
アーカイブにアクセスできるDAZN独占になってしまうのか? これでは値上げに対するささやかな抵抗さえできないではないか!
実は昨年までF1の配信権を持っていたのはFox Sports。しかし彼らは日本から撤退していたため、フジもDAZNもそのサブライセンスを買っていたのだ。今年は誰が日本で放映するのか、まだ決まっていない。いや、これは対岸の火事じゃない。
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