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世界遺産の仁和寺、クラファンで名勝庭園をメンテナンス NFTを用いた返礼品も(2/2 ページ)

真言宗御室派の総本山である仁和寺(京都市)は、1月29日までCAMPFIREでクラウドファンディングを実施している。主な用途は庭園のメンテナンス費用を捻出するためだ。

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想定事業費は5300万円

 仁和寺は888年に創建された寺院だ。境内には五重塔や二王門など江戸時代に建立された建造物が並ぶ。

 歴史ある庭園ではあるものの、明治20年の火災後に造営された殿舎の多くが経年により破損劣化していて、建造物だけでなく庭園自体も整備や補修が必要な状態だ。想定事業費は5300万円としている。

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護摩供体験コース+古材焼き印コース+門跡色紙(返礼品イメージ)
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特別宿坊「松林庵」貸し切りコース(返礼品イメージ)

 2022年7月には、法隆寺がクラウドファンディングで約1億5000万円の支援を受けたことが話題となった。法隆寺だけでなく、寺社の多くが資金捻出に苦慮していて、クラウドファンディングに取り組むケースが増加している。

 国宝12件や重要文化財47点、その他2万件に及ぶ文化財のある仁和寺は、由緒ある歴史をクラウドファンディングという新しい資金調達方法で未来につなぐことができるか。

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