フィリップ モリス ジャパン、「ブレード型IQOS専用たばこ」の販売終了へ
フィリップ モリス ジャパンは2024年1月を目途に、従来のブレード型IQOS専用たばこの販売を段階的に終了する。「煙のない社会」の実現に向け、20歳以上の喫煙者と、従来のブレード型IQOSユーザーに向け、最新シリーズ「IQOS ILUMA」への切り替えを促進する狙い。
フィリップ モリス ジャパン(東京都千代田区)は2024年1月を目途に、従来のブレード型IQOS専用たばこの販売を段階的に終了する。「煙のない社会」の実現に向け、従来のブレード型IQOSユーザーに向け、最新シリーズ「IQOS ILUMA」への切り替えを促進する狙い。
ブレード型IQOS専用たばこ全銘柄の販売終了
24年1月を目途に、全てのブレード型IQOS専用たばこ(「マールボロ ヒートスティック全11銘柄」「ヒーツ全10銘柄」)は店頭での在庫がなくなり次第終了とする。
同社は、IQOS ILUMAシリーズ専用の「TEREA(テリア)」と「SENTIA(センティア)」の両ブランドを展開中だ。22年10月時点で「TEREA」「SENTIA」でも、ブレード型IQOS専用たばこ「マールボロ ヒートスティック」「ヒーツ」と同様の味わいを提供できる環境が整ったため、ブレード型IQOS専用たばこ全銘柄の販売を終了することにした。
「マールボロ ヒートスティック」の2銘柄(「トロピカルメンソール」「ブライトメンソール」)、「ヒーツ」の7銘柄 (「ディープブロンズ」「バランスドイエロー」「クールジェイド」「フレッシュエメラルド」「フレッシュパープ ル」「シトラスグリーン」「トロピカルイエロー」)については、23年1月下旬をもって同社からの納品を終了。各販売店の在庫がなくなり次第、販売終了とする。
「マールボロ ヒートスティック フュージョン メンソール」「ヒーツ ピュア ティーク」は、22年10月に販売終了を発表した。その他のブレード型IQOS専用たばこも段階的に納品を終了。24年1月を目途に、店頭での在庫がなくなり次第終了となる予定だ。
1350万人が煙の出ない製品に切り替え
今後も公衆衛生の観点から、科学的に立証された代替製品を提供すべく、紙巻たばこ全てを「煙の出ない製品」に切り替えることを目指す。
22年9月30日時点で、同社の加熱式たばこ製品は海外も含め70の市場で展開中だ(ロシアとウクライナを除く)。全世界で約1350万人もの成人喫煙者が、紙巻たばこから煙の出ない製品に切り替えたと推定している。
フィリップ モリス ジャパンは「今後もさらなる『煙のない社会』の実現に向け、20歳以上の喫煙者の方々に満足いただける商品、サービスの提供に努めていく」と話す。
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